有線でネットワークを利用する時に機器同士を繋ぐのはlanケーブルです。
通信用のケーブルで、対応する通信速度に応じて品質が変わってきます。違いを知るためにはBASEと言う指標を知っていると便利です。データのやり取りを行うネットワークでは、単位時間当たりに処理できるデータの量によって速度を表します。例えば1秒間に1文字送信できるものよりも2文字送れる方が2倍速いと言うことになります。このようにして比較するために1ビットと言う単位のデータを1秒間で処理できる量を表すのがBASEです。
前につけられる数字が処理できるビット数を表しています。つまり1000であれば、1秒間に千ビットを処理することができると言うことです。lanケーブルの種類としてカテゴリーと言う分類方法があり、それぞれのカテゴリーは通信速度を表す規格であるBASEによって対応するようになっています。ネットワークで動画を楽しみたいと思ったら100ビット以上のデータが必要です。
複雑な計算を必要とするようなネットワークの使い方ではさらに高速なものが必要になります。最近では40GBASEと言う通信量の規格も存在していて、それに対応するlanケーブルのカテゴリーは8以上が必要になります。このように日々技術の進歩で通信速度は高速化されて行き、それに対応したlanケーブルが次々と開発されます。今の所BASEによって処理量を示す規格の変更はなく、今後も同じように前に着く数字が大きくなっていくだけです。