銘板を設置することにより、様々な解説を表示することができるます。
しかし、野外に設置すると常に紫外線や寒暖差、風雨にさらされることになります。そうなれば劣化が早まり、文字が読みづらくなるなどの弊害が生じて設置目的を果たせなくなるため、早急な交換が必要となります。そうなれば費用が余分にかかることになるため、できる限り長持ちさせたいものです。このような事情から、野外の銘板には耐候性が求められます。
耐候性は、上記のような諸要因に対する総合的な耐久力のことです。なぜ総合的な耐久性が求められるかというと、野外の銘板は諸要因の相乗作用で劣化していくためです。しかし、銘板は様々な素材で作られているため、その素材に合わせた対策が必要となります。例えば、金属製の場合は雨による腐食が最大の問題点となるため、雨に強い金属を使う必要があります。現在では、銅や鉄をベースとした合金が使われることが多いようです。
また、インクで文字などを書いている場合は、紫外線による色あせが問題となります。これに対しては、表面をコーティングしたり、紫外線に強いインクを使ったりするなどの対策が行われています。また、屋内であれば野外ほど耐候性に気を配る必要はありません。屋内に設置して目的を果たせるのであれば、屋内に設置してしまうというのも長持ちさせる方法の1つと言えます。ただし、これらの対策を行ったとしても、銘板自体は確実に劣化していくということを忘れてはいけません。寿命は延びたとしても、いずれは交換が必要となります。