耐候性とは、一般に屋外で風雨や日光に晒される環境で性能を落とさずにいられる機能のことを指します。
建材の外壁等ではかなり重要視される指標です。近年は３Dプリンタや加工技術の発展で、会社名を表示するネームプレートや、屋外イベントで設置する看板等をより短時間で多彩なデザイン、配色にすることが可能となっています。より印象に残るデザインにすることを優先したくなるケースも多いですが、長期間利用するものであれば、この耐候性を十分に考慮して作成しなければなりません。
室内でも、窓際に長期間貼られたポスターが色あせていることがありますが、主に日光に含まれる紫外線のダメージによるもので、堅くて丈夫に思えるネームプレートでもこの影響を受けます。社名であれイベント看板であれ、ネームプレートが色褪せたり、変形していたら印象は悪くなります。そのため、看板やネームプレートを制作する場合は、業者にどのような環境でどのくらいの期間使い続けたいのかを確実に伝える必要があります。その情報に基づき、必要となる耐候性を備えた素材を推奨してもらえるでしょう。
もちろん耐候性の高い素材ほど高額になりますが、会社の顔であるネームプレートであれば、何年たっても見目の劣化を心配しなくて良い素材と加工方法を選択すべきでしょう。屋内設置するものであれば、屋外のものより安価な選択も可能になりますので、細かい条件を整理し、コストと見合う条件を業者に相談しながら見つけていくと良いでしょう。