2階建て住宅で1階から2階へlanケーブルを設置する際には、距離的なことで外部から通した方が安くて簡単という場合もあります。
会社関連でも複数の室内を通過させる必要が出てくる建物もあり、どのようなことを求めていても、ルーターなどから接続する際に近くで配線をする方法ではない限り、上手くlanケーブルを外部から引き込ませるテクニックは必要です。窓のサッシ、ドアなど少しの隙間が生じていれば、極薄タイプのフラット型ケーブルを用いると隙間を問題にせずに配線することは可能です。
このような環境にない場合は、通気口や換気扇の角部分を使ってlanケーブルを通す方法もあり、少しの加工だけで意外と簡単に外部から通せます。換気口などは樹脂製で作られたカバーを用いていることが多いので、ノコギリなどで角部分を少しカットする方法であれば普通規格のlanケーブルも使えるようになります。
窓のサッシを切断することは現実的ではなく、防音や耐水面での問題が出てしまうので避けた方が安心です。外部から引き込む際には、lanケーブルはしっかりと固定しながら這わせることも重要です。特に屋外を通す際には、天候に左右されてしまい、強風に煽られて切断する被害や、飛来物による断線も可能性としてはゼロではありません。ケーブル類を固定する小さな金具は安い単価で販売されているものがあり、壁に穴を開けたくない方は両面テープ式のタイプを用いれば、作業は簡単に済ませられます。