窓のサッシやドアを屋内外からlanケーブルを這わせる場合、通常の円筒状のタイプでは勿論通すことができないので、隙間用として販売されている商品を購入すると問題はクリアできます。
メーカーによる違いはありますが、カテゴリ数も高く性能は十分、厚みは0.5ミリという極薄のlanケーブルもあるので、このような商品を購入すると殆どの隙間を通すことは可能です。昨今の住宅事情では、断熱性を高めるために隙間を作らない住宅も増加しており、薄型のタイプを購入してもlanケーブル本体に摩擦が生じてしまうという環境も少なくはありません。この場合の解決法はあり、若干の隙間を敢えて作り出すことが効果的です。
サッシの場合はアルミやステンレス素材が多いので、金属用のヤスリを使って0.5ミリ程度の隙間をケーブルを取り付けする箇所だけ削る方法は効果的です。
室内のドアを通す場合も同じようにヤスリ掛けする方法が最も簡単ですが、lanケーブルを通す位置決めは慎重に行う必要性があります。床との間を利用する場合は踏まれてしまい圧が掛かることで早期に断線する可能性があります。腰の位置よりも高い場所を選ぶ方法があり、木製ドアでは上部の両端のどちらかを選択した方が安心かもしれません。木製ドアでも薄型タイプを通せない場合は、幅に合わせてヤスリ掛けをする方法なので作業は簡単です。普通のサンドペーパーを幅に合わせた木材などを用意して、木材にサンドペーパーを巻き付けて削ると綺麗な施工を行えます。